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【ヨーロッパ移住】ポルトガルよりオランダがおすすめな2つの理由
ヨーロッパで人気の移住先として、下記の国などがあります。
・ポルトガル
・オランダ
・フランス
・スペイン
・ドイツ
この記事ではこの中でも比較的移住するためのビザが取りやすい国として、ポルトガルとオランダの比較をします。
ヨーロッパで市民権を取ると永住できる
ヨーロッパへの移住が人気な理由の一つが、ヨーロッパで市民権を取るとその国に永住できることです。
また、フランス、スペイン、ドイツなどのEU加盟国であれば自由な移動、労働、投資、教育、医療、社会保障などの権利が与えられます。
市民権を取得するためにはその国の条件を満たす必要があり、条件は国によって異なりますが、ポルトガルとオランダはフリーランスビザが取得できるので市民権取得申請が比較的簡単です。
ポルトガル移住【D7ビザ取得条件】
ポルトガルのフリーランスビザはD7ビザといい、最大で5年間滞在可能です。
以下がD7ビザの取得条件です。
- 収入証明書: D7ビザを申請するためには毎月約650ユーロ(9万5千円)の収入証明書が必要。家族が同行する場合は約170ユーロ(2万5千円)の追加収入証明書が必要。
- 言語能力: ポルトガル語での基本的な会話ができることが望ましいが、必須ではない。
- 定期的な滞在: ビザ申請者は、ポルトガルでの最低183日の滞在が必要。
オランダ移住【自営業者ビザ取得条件】
オランダにはフリーランスビザに相当する自営業者ビザがあります。最大で5年間滞在可能。
以下がオランダの自営業者ビザ取得条件です。
- 経済的自立:申請者はオランダでの生活費を自己負担するために必要な資金を持っていることを証明する必要がある。
- 事業計画書:事業計画書の提出が必要。事業計画書には、事業の種類、市場調査、財務プラン、マーケティング戦略、目標など、具体的な情報を含む。
- 資格やスキル:自分のビジネスに必要なスキルや資格があることを証明する必要がある。
- 経験:事業に関連する経験を持っていることが望ましい。これには、事業分野での前職経験や、関連する学位、認定書、トレーニングなどが含まれる。
- 言語能力:オランダ語での基本的な会話ができることが望ましいが、必須ではない。英語が話せるなら問題ない。
- 家族:配偶者と未成年の子供はオランダに同行し、滞在することができる。ただし、配偶者は労働許可を取得しなければならないことがある。
フリーランスビザ取得難易度の比較
ポルトガルは物価が安いので、収入証明は毎月約650ユーロ(9万5千円)とかなり低額で申請できます。
一方、オランダの自営業者ビザは収入に関する明確な規定はありません。
オランダで起業するためのビジネスプランが必要ですが、そのビジネスがオランダ国内で展開される必要は無いので、日本のクライアントを持っているWebエンジニアがオランダの自営業者ビザを取得することも可能です。
ポルトガル・オランダの市民権取得条件
ポルトガルとオランダの市民権取得条件には、どちらも5年以上在留していることが必要です。
これはフリーランスビザを取得すれば達成できるので、フリーランスビザから市民権への切り替えが可能です。
ポルトガルの市民権取得条件
- ポルトガルに5年以上在留していること
- ポルトガル語が話せること(試験あり)
- 犯罪歴がないこと
- 税金を支払っていること
- ポルトガル社会に積極的に参加していること(例:地域のイベントやボランティア活動への参加)
- ポルトガル文化や歴史について一定レベルの知識があること(試験あり)
オランダの市民権取得条件
- オランダに5年間以上在留していること
- 税金を支払っていること
- 犯罪歴がないこと
- オランダ語、または英語が話せること(試験あり)
- オランダ社会に積極的に参加していること(例:地域のイベントやボランティア活動への参加)
- オランダ文化や歴史について一定レベルの知識があること(試験あり)
ポルトガルよりオランダがおすすめな2つの理由
ヨーロッパの移住先としてポルトガルよりオランダがおすすめな2つの理由は下記です。
・オランダ語が話せなくても英語ができれば市民権が取得できる(ポルトガルはポルトガル語だけ)
・オランダの方がポルトガルより英語が通じる
オランダ語が話せなくても英語ができれば市民権が取得できる
ポルトガルの市民権申請にはポルトガル語のテストが必要ですが、オランダはオランダ語が話せなくても英語のテストで合格すれば市民権が取得できます。
ポルトガル語が話せるならいいですが「ポルトガル語より英語の方が自信ある」って人が圧倒的に多いと思うので、英語で試験が受けられるオランダがおすすめです。
オランダの方がポルトガルより英語が通じる
ネットで検索すると「ポルトガルの都市部は英語が通じるし、若い世代はみんな英語が話せる」ということが書かれていますが、これはどこの国でも言われていることなのであまり当てにならないかもしれません。
実際に僕がオランダ人やポルトガル人と話した感じだと、確実にオランダ人の方が英語が得意です。オランダに行ったときは全ての場所で英語が通じました。
なので、「新しい言語を学ぶのは苦手だから英語で生活したい」と思うならオランダ移住がおすすめです。
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まとめ
■ポルトガルD7ビザの取得条件
- 毎月約650ユーロ(9万5千円)の収入証明書
- ポルトガル語での基本的な会話ができることが望ましいが、必須ではない
- ポルトガルでの最低183日の滞在が必要
■オランダ自営業者ビザ取得条件
- 経済的自立の証明
- 事業計画書の提出
- 資格やスキルの証明
- 事業に関連する経験を持っていることが望ましい
- オランダ語での基本的な会話ができることが望ましいが、必須ではない。英語が話せるなら問題ない。
- 配偶者と未成年の子供はオランダに同行し、滞在することができる
■ポルトガルの市民権取得条件
- ポルトガルに5年以上在留していること
- ポルトガル語が話せること(試験あり)
- 犯罪歴がないこと
- 税金を支払っていること
- ポルトガル社会に積極的に参加していること
- ポルトガル文化や歴史について一定レベルの知識があること(試験あり)
■オランダの市民権取得条件
- オランダに5年間以上在留していること
- 税金を支払っていること
- 犯罪歴がないこと
- オランダ語、または英語が話せること(試験あり)
- オランダ社会に積極的に参加していること
- オランダ文化や歴史について一定レベルの知識があること(試験あり)
■ポルトガルよりオランダがおすすめな2つの理由
・オランダ語が話せなくても英語ができれば市民権が取得できる(ポルトガルはポルトガル語だけ)
・オランダの方がポルトガルより英語が通じる