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カンボジア首都の治安は悪い?【イカサマ賭博詐欺に遭いました】

2020-10-11

カンボジア首都の治安は悪い?【イカサマ賭博詐欺に遭いました】

 

こんな人におすすめ

カンボジアに旅行したい

旅行で使う英会話フレーズを知りたい

東南アジアでイカサマ賭博詐欺に遭いたくない

 

こんにちは、シンヤです。

僕はワーホリと世界一周で5年間海外生活をしていました。

今回は、僕がカンボジアでイカサマ賭博詐欺に遭ったときのことを書きます。

 

カンボジアで迷子になり、英語教師のおばさんに助けてもらう

東南アジアを旅していた頃、カンボジアの首都であるプノンペンを観光している途中で迷子になりました。

宿泊していたゲストハウスに帰れなくなったので、道を確認するために地球の歩き方に載ってる地図を見ていると、カンボジア人のおばさんが話しかけてきました。

 

おばさん:Are you Japanese?(日本人ですか?)

Yes. Can you help me? Because I'm lost.(うん。迷子なんだけど、助けてくれない?)

おばさん:Sure. Follow me.(もちろん。付いてきて)

 

おばさんはとても親切で、すぐに道案内してくれました。

おばさんといっしょに歩いていたときに、日本の事についてたくさん質問をしてきて、このように言われました。

 

I'm an English teacher, so I wanna work in japan.
私は英語教師で、日本で働きたいの。

Because I love Japan.
日本が好きだから。

 Let's have lunch in my house. Tell me more about Japan.
私の家でいっしょにご飯を食べましょう。日本のことをもっと教えてよ。

 

おばさんは道案内してくれた親切な人だし、カンボジアの現地民の家にも行ってみたいと思い、バイクタクシーに乗っていっしょにおばさんの家に行くことにしました。

 

招待されたカンボジア人の家は豪邸だった

カンボジアの家は暑さ対策のために高床式住居になっている所が多くて、木や藁でできているのが一般的です。

でも、僕が行ったおばさんの家は木や藁ではなく、日本の新築みたいな感じで、カンボジアの中では豪邸のような家でした。

どうやらおばさんはお金持ちのようです。

 

家の中に入るとおじさんがいました。

 

おじさん
Welcome! Do you like soccer? I love soccer and Japanese! Tell me about your travel!(ようこそ!君はサッカーが好きなのか?俺はサッカーも日本人も大好きだ!旅の話を聞かせてくれ!)

 

おじいさんはめっちゃフレンドリーな人で、すぐに仲良くなってたくさん話をしました。

 

【注意】カンボジアでこの2つの質問をしてくる人は詐欺師

おばさんが用意してくれたご飯を食べながら3人で会話をしました。

 

おばさん:What do you do?(何の仕事をしてるの?)

I'm a soccer instructor.(サッカーコーチだよ)
おじさん
How much is your salary?(給料はいくらだ?)

 

おばさん:Which hotel are you staying?(どこのホテルに泊まってるの?)

Guesthouse in front of the bus stop.(バス停の前にあるゲストハウスだよ)
おじさん
What is the room number?(部屋番号は?)

 

今思えば明らかに変な質問をされていたのですが、このときはそれほど気にせずに答えていて、この時点では詐欺師だとは全く気付いていませんでした。

 

カジノでお金を稼ぐイカサマ詐欺の方法を教えてもらう

ご飯を食べた後はおじさんと2人で話をしていました。

 

おじさん
I'm working at casino in cruise ship. You should come to the casino if you go on the ship.(俺は船のカジノで働いてるんだ。君が船に乗るときはカジノで遊んでいくといい)
OK. I will.(そうするよ)
おじさん
I tell you how to win in casino!(カジノで確実に勝てる方法を教えてやるよ!)

 

それでおじさんが教えてくれたのは、ブラックジャックでイカサマをして高確率で勝てる方法です。

おじいさんがディーラーになって、相手の手札とトランプの1番上にあるカードを僕に合図して教えてくれます

 

そのイカサマブラックジャックを楽しんでいたときに、おじさんが言いました。

 

おじさん
Singaporean guy is going to come here. Why don't you play blackjack with him?(シンガポール人が今から家に来るんだ。そいつとブラックジャックで勝負してみろ。)
Sounds good.(いいね)
おじさん
You don't need to bet money but cheat at cards.(お金は賭けなくていいから、イカサマをするぞ。)

 

このときは「お金を賭けないならイカサマしても良いか」っていう軽い気持ちで、ブラックジャックをすることにしました。

 

もしかすると僕はカンボジアで詐欺に遭ってるのかもしれない

おじいさんがディーラーになって、イカサマの方法でシンガポール人とブラックジャックをすると、当然僕の勝率が高くなり、5回連続で僕が勝ちました。

すると、相手のシンガポール人がだんだんイライラしてきて、こう言いました。

 

シンガポール人:Next game is the last one. You have to bet $2000. If you don't bet, you will lose. So I take your money.(次で最後のゲームにする。2000ドル(約20万円)を賭けろ。賭けなかったらお前の負けだから金はもらう)

No, I don't wanna play.(いやだ。やりたくない)

シンガポール人:Then you lose, money is mine.(じゃあお前の負けだから金はもらう)

I have no money now.(今はお金を持ってない)

シンガポール人:Go to ATM.(ATMに行け)

 

それから、シンガポール人はAIのように

「勝負しなければ金はもらう」
「金を払わなければお前は帰れない」

と繰り返していて、とにかく勝負しないと命が危ないと思ったんで、2000ドル(20万円)を賭けてブラックジャックで勝負することになりました。

 

ちなみに、ようやくこのときに

「もしかすると僕は詐欺に遭ってるかもしれない」

って思ったんですが、完全に手遅れでした。

 

カンボジアの詐欺師を相手に2000ドル(20万円)を賭けたブラックジャックが開始

最後の勝負でもおじさんはディーラーでイカサマをして、僕に相手の数字を教えてくれました。

そのときのシンガポール人の数字は20です。

ブラックジャックは数字が21に近いほど強いので、僕は21を出して勝利するか、20を出して引き分けに持ち込むしかありません。

数字が19以下だったり22以上なら負けなので、この時点で勝つ確率はかなり低かったけど、僕の手札は21でシンガポール人に勝ちました。

カイジになった気分でした。

 

おめでとう、君の勝ちだ。いくら欲しい?

ブラックジャックが終わると、シンガポール人は負けたことに怒ってすぐに帰りました。

 

おじさん
Congratulations. You won. So...how much you want?(おめでとう。君の勝ちだ。じゃあ・・・いくら欲しい?)
I don't need money. Let me go home right now.(金はいらないから、今すぐ帰らせてくれ。)

 

これ以上詐欺師に関わるのは怖かったので、お金は受け取らずに帰ることにしました。

 

最後に、おじさんに質問をしました。

 

Are you guys always doing like this?(お前らはいつもこんなことをしてるのか?)
おじさん
NO NO NO NO NO NO NO!!!(してない、してない、してない!!!)

 

NOの言い方が完全にYESでした。

 

おそらく全て詐欺師のシナリオ通り

僕は詐欺師の家を出て、泊まってたゲストハウスに戻りました。

でも、ゲストハウスの場所と部屋番号まで教えていたので、もしもシンガポール人がゲストハウスまで来て「イカサマしただろ!」と言われると、逃げることはできません。

僕はお金を受け取ってないけど、イカサマをしたのは事実だからです。

 

そして、おそらくこれは全て詐欺師のシナリオ通りです。

おじさんとシンガポール人は仲間で、わざと僕にイカサマをさせて、後で恐喝をするという作戦だと思います。

 

詐欺師から逃げるためにプノンペンを脱出

そのままゲストハウスに滞在していたら、シンガポール人が乗り込んできて身ぐるみを剥がされると思ったので、行先もわからないバスに急いで乗り込んで、プノンペンを脱出しました。

それでなんとか詐欺師から逃げましたが、本当に怖くて心臓はバクバクでした。

 

カンボジアでは有名な「イカサマ賭博詐欺」の手口だった

後から気付いたんですが、そのとき持ってたカンボジアの地球の歩き方にこの詐欺の手口が載ってました。

 

「旅行者を家に招待して、家族ぐるみでトランプゲームを仕掛けてくる”イカサマ賭博詐欺”に気を付けよう!」

みたいな事が書かれているので、おそらく、おじさんとおばさんとシンガポール人は家族です。

そして、彼らは豪邸に住んでいたけど、旅行者から巻き上げた金で建てた家だと思います。

 

「誰がイカサマ賭博詐欺なんかに騙されるんや」って思ってたけど、まんまと騙されたので、あなたも東南アジアを旅行するときは気を付けてください。

 

本文で使用した英会話フレーズ

Follow me.
付いてきて

let's have lunch in my house.
いっしょにお昼ご飯を食べよう

Tell me about your travel!
旅の話を聞かせてくれ!

What do you do?
何の仕事をしてるの?

I will.
そうするよ

Sounds good.
いいね

I have no money now.
今はお金を持ってない

Let me go home right now.
今すぐ帰らせてくれ

 

まとめ【カンボジアで詐欺に遭いやすい人の特徴】

東南アジアを旅しているときは、「詐欺に遭った」「お金を盗まれた」という日本人にたくさん会いました。

そのように海外で騙される日本人に共通する特徴は、英語が話せない事です。

 

東南アジアでは「日本人は騙しやすい」と思われているので、現地人に舐められていますが、英語が話せなければさらに舐められます。

なぜなら、「英語が話せない人は現地で助けを呼ぶことができない」と思われているからです。

実際に、僕が出会った「東南アジアで騙された!」という人たちは、みんな英語が話せませんでした。

僕みたいにイカサマ賭博詐欺に遭った人もいて、「英語が理解できなくて、気付いたら10万円騙し取られてた」と言っていました。

なので、外国人の友達をたくさん作ってたのしく旅をするためだけではなく、あなたの身を守るためにも最低限の英語を身に付けておきましょう。

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