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バスキング(大道芸)は稼げる?【海外で働かずに生活しました】
僕はワーホリでオーストラリアに2年間滞在してファームジョブもたくさんしたけど、「せっかく海外にいるんだから、何にも縛られずに好きなように生活したい」と考えて、半年間は仕事をせずにニート生活をしていました。
観光客がたくさん訪れるゴールドコーストやバイロンベイのビーチで、海を眺めながら音楽を聴いたり本を読んだりしていました。
でも、仕事はしていないけどしっかりとお金を稼ぎ、貯金もしていました。
なぜそんなことができたのかというとバスキングをしていたからです。
海外で働かずにお金が稼げるバスキングとは?
バスキングとは路上で大道芸などのパフォーマンスをして投げ銭を受け取る事です。
世界一周など長期旅行をしている人が旅の資金を稼ぐためにバスキングをしたり、ロンドンやメルボルンなどの都市部では毎日同じ場所でバスキングをしている人もいます。
歌をうたったり、ギターやドラムなど楽器の演奏、手品、ダンス、サッカーのリフティング(フリースタイル)などいろんなバスキングの方法があります。
この他にも絵を描いて売ったり、写真を売ったり、マクラメ(ミサンガ)やピアスなどのアクセサリーを作って売ったり、髪を切るのもバスキングです。
また、これらの特別なスキルが無くても「外国人の名前を習字で書く」というのもバスキングになります。
海外ではどんなバスキングが多い?
日本では、東京や大阪、京都など人が多い駅前ではバスキングをしている人をよく見かけます。
ギターで弾き語りをしてる人や、アクセサリーを売ってる人が多い印象です。
オーストラリアでは火を付けた棒を持ってファイヤーパフォーマンスをしてる人や、オーストラリアの楽器ディジュリドゥを演奏してる人がいました。
ロンドンにもたくさんバスカーがいて、印象的だったのがスタチュー(銅像などの衣装を着て動かない人)です。
浮いてるように見せるトリックを使ってる人もいました。
フィリピンで盗難に遭ったけど路上で手品をしてお金を稼いだ
僕が世界一周中に会った日本人バックパッカーのひとりは、フィリピンで現地民の飲み会に参加すると、睡眠薬を飲まされて財布とスマホを盗まれたらしいです。
それで無一文になり食べ物も泊まる所も無かったので、路上で手品をしてお金を稼いだらしいです。
海外では何が起きるかわからないから、こーいうふうにいつでもバスキングできる力があればお金が無くなっても死ぬことはありません。
海外の初バスキングで稼いだ金額
僕がワーホリでオーストラリアにいた頃、バイロンベイでなんとなく立ち寄った楽器屋にハンドパン(ハングドラム)が売られていました。
それまでハンドパンを1度も演奏したことが無かったけど、癒されるような独特の音とUFOみたいな見た目が気に入ったのでその場で購入。1000ドル(約80000円)でした。
ハンドパン購入初日に路上でバスキング
ハンドパンを購入した初日から路上で演奏してバスキングデビューしたけど、初めて演奏する楽器なので上手くなく最初はあまり聴いてくれる人がいなくて、初日で稼いだ金額は2ドルでした。
それでも、毎日やり続けていると少しづつ演奏を聴いてくれる人が増えて、稼げるお金も増えていきました。
海外のバスキングで稼いだ最大の金額
僕が主にバスキングをしていたのはオーストラリアのゴールドコーストやバイロンベイです。
バイロンベイはきれいなビーチがあってヒッピーが集まる観光地だけど、小さい街なので平日は人が少ない時間帯があり、そのときは1時間演奏しても5ドル(400円)くらいしか稼げませんでした。
逆に、1番稼げるのは人通りが多くなる週末の夜です。
ゴールドコーストのサーファーズパラダイスでバスキングしたときは、多い時は3時間で180ドル(15000円)ほど稼げました。
そのときは仕事をしていなかったけど余裕で生活できて、貯金もできていました。
メルボルンでバスキングすると1日で1000ドル稼げる
バイロンベイでバスキングしてるときに聞いた情報だとメルボルンのバスキングが一番稼げるらしく、1日で1000ドル(80000円)くらい稼ぐ人もいるみたいです。
毎日演奏してる有名なバスカーもいて、バケツを並べてドラムのように叩いて演奏する人などYouTubeにアップされてる人もいます。
オーストラリアのバスキングにはパーミット(許可証)が必要
ゴールドコーストやシドニー、メルボルンなど都市部の街でバスキングをするにはパーミット(許可証)が必要です。パーミットが無いのにバスキングをすると警察に注意されます。
取得方法は規定の日時に審査を受けるだけ。パーミットの発行までは2~3ヶ月かかります。
でも、バイロンベイのような小さい街や田舎町ならパーミットが無くてもバスキングはできるので、まずはメルボルンやゴールドコーストで審査を受けて、パーミットが発行されるまではバイロンベイでバスキングをするという方法もおすすめです。
僕はバスキングのパーミットを持っていなかった
僕がゴールドコーストでバスキングをしていた頃はパーミットを持ってませんでした。
審査を受けてからパーミット発行まで3ヶ月かかると言われたけど、僕は3ヶ月後にはゴールドコーストから移動する予定だったのでパーミット無しでバスキングを続けていました。
初めは警官に見つかると注意されるだけだったけど、何度かバスキングを繰り返してるうちに
「お前の楽器を没収するぞ」
って脅されるようになったので、ゴールドコーストでバスキングするのを辞めました。
バスキングは海外の語学学校に通う学生におすすめ
バスキングは自分の好きなときにできるので、ケアンズやゴールドコースト、シドニー、メルボルンなど都市部の語学学校に通っている学生におすすめです。
特にケアンズやゴールドコーストのシティジョブは稼げる仕事が少なく、多くの日本人が働いているジャパレスやお土産屋の時給は10~12ドル(約800円)。
それだと授業が終わったあとに数時間働いても生活費を稼ぐのが精一杯ですが、バスキングをうまくやれば数時間で貯金できるくらいは稼げます。
実際に僕はバスキングばかりして仕事をしなかったけど、ゴールドコーストの寿司屋(時給12ドル)で働いてた友達よりも稼いでました。
海外でバスキングするといろんな出会いがある
海外でバスキングをしているといろんな出会いがあります。
僕は路上でハンドパンを演奏しているといろんな人に声をかけられて、ジャンベ、ギター、謎の笛など、いろんな楽器を持ってる人といっしょに演奏をしました。
バスカー以外にも多くの人が声をかけてくるので、外国人の友達がたくさんできるし英語の勉強にもなります。
ファーム情報を教えてもらった事もあるし、南米美女に話しかけられてデートしたこともあります。
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【ゴールドコーストワーホリの楽しみ方】南米美女とデートしました
オーストラリアワーホリで、ゴールドコーストにいた頃の体験談です。当時は仕事をせずに路上で楽器を演奏してお金を稼いでいました。ある日、家が無いチリ人女性に出会い、いっしょに家と仕事を探したときの話です。英語の勉強にもなります。
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毎日いろんな人に話しかけられるので、最低でも日常英会話レベルは話せるようにしておきましょう。英語が話せると、バスキングがさらに楽しくなります。
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【ワーホリで失敗しない英語学習法】海外留学前にやるべき3つの勉強
英語学習を全くせずにワーホリをして、失敗する人が多いのを知っていますか?そうならないためにも、この記事ではワーホリの失敗談と、ワーホリや海外留学前にするべき英語学習法の3ステップを紹介しています。今すぐ英語学習を始めて、ワーホリで失敗しないようにしましょう。
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海外でのバスキングはお金稼ぎだけじゃなく自分の成長に繋がる
海外でのバスキングはお金を稼ぐだけじゃなくて、良い出会いがたくさんありました。
オーストラリアで全く仕事をせずにバスキングでニート生活をしていた半年間はかなり濃くて、ワーホリ生活の中で一番楽しかったし、自分の成長を感じられた時間です。
その理由はこの2つ。
会社に身を委ねずに自分の力でお金を稼げる
好きなことだけして生活できる
海外のバスキング生活で仕事の不満を解決できた
日本にいた頃は会社で働いていて、それは僕にとってストレスでした。給料や労働時間、人間関係に不満があり、
「働きたくない」
「好きなことだけして生活したい」
ってずっと思ってました。
それを実現できたのがバスキングで、毎日自分のやりたいことだけして生活できたし、いろんな出会いや体験から自分自身が成長する事もできました。
オーストラリアのファームでがっつり働いてたときも楽しかったけど、バスキングは海外でしか体験できない特別な事なので、半年間バスキング生活をして本当に良かったと思ってます。
まとめ
■バスキングするのにおすすめのジャンルはこちら。
・音楽(楽器や歌)
・ダンス
・手品
・絵を描く
・写真を売る
・髪を切る
・マクラメ(ミサンガ)を編む
・ピアスなどのアクセサリーを作る
・サッカーのリフティング(フリースタイル)
・習字を書く
・けん玉
・ヨーヨー
・スケボー
バスキングをするときに重要なのは、自分の得意分野で何ができるかを考える事。
人前でパフォーマンスするのは緊張するから初めは勇気が必要だけど、海外でバスキングをするのは良い経験になります。
本格的にやれば貯金できるくらい稼げて好きなことだけをして生活できるようになるので、得意なスキルを活かしてバスキングにチャレンジしてみてください。